前回と前々回に書いた通り、ファイルサーバのHDD交換を行いました。
今回は、クライアント側からファイルサーバを見た際の性能について評価結果について書きます。
評価はWindowsクライアント機でCrystalDiskMarkを使用し、それぞれのディスクに対してアクセスすることで速度を見るという方法で行いました。
まあ、要するにベンチマークを行ってみたということですね。
交換前:Western Digital WD10EADS (1TB) x 4をWindowsのRAID-5ボリューム機能で約2.7TBのボリュームとして構築
交換後:TOSHIBA DT01ACA300 (3TB) x 2をWindowsのミラーリング機能で約2.7TBのボリュームとして構築
評価時の条件はサーバのディスクを交換する以外は変更せずに行っています。
交換前:(1TB HDD x 4 RAID-5)
読み込み速度はそこそこ出ていますが、書き込み速度はRAID-5を組んでいる関係上、あまり速くないですね。
交換後:(3TB HDD x 2 RAID-1)
交換前と比べて、ランダムアクセス性能がおよそ倍程度に、書き込み速度が大幅に伸びていることが分かります。
また、テストサイズを大きくしたところ、以下の結果が得られました。
テストサイズが100MBだった時と比較して、シーケンシャルアクセス性能は大きく伸びています。
まったくもって謎ですね。
さすがにデータサイズが大きくなるとランダムアクセス性能が落ちてしまうのはしょうがないところでしょう。
ちなみに旧HDDで1000MBでのテストを実行しようとすると何故か途中で止まってしまう現象が発生したので、旧HDDでのデータはありません。
今回の結果と前回の結果を踏まえると、少なくとも交換前と比べて性能低下は起きていないどころか、消費電力やアクセス速度の面では有利になったと思われるので、個人的には満足しています。
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