2009年11月14日土曜日

CentOS5にVMware Toolsを入れるのに必要なパッケージ

  • gcc
  • make
  • kernel-headers


  • これらをyumコマンドを実行してインストールすれば、VMware Toolsのインストーラが実行できる状態になる。
     
    yum install gcc make kernel-headers
     
    依存関係にあるパッケージもこれで全てインストールされる。
    なお、事前に以下のコマンドも実行してシステムを最新の状態にしておくのが望ましいと思われる.
     
    yum update
    
     
    後はVMware Toolsを展開したディレクトリ内のvmware-install.plを実行し、質問に適当に答えていけばインストールできるはずである。 (CentOS 5.2~5.4で確認)


    2013/07/19追記
    CentOS6の場合はこちら

    2009年10月4日日曜日

    Windows 7で休止状態を無効にする

    休止状態に入るときに使われるファイルである「Hyberfil.sys」が、メインメモリとほぼ同等の容量となってとても邪魔だったので、休止状態を無効にする方法をコントロールパネル内などを中心に探していたのだが、以下のコマンドで一発設定できることが判明したのでメモ。 まず、管理者としてコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを入力する。 powercfg.exe -h off 元に戻す場合は、以下のコマンドを同様にして入力してやればよい. powercfg.exe -h on 今回はWindows 7で実施したが、Windows Vistaまたはその世代のサーバOSでも使用可能である.

    2009年9月20日日曜日

    Windows Vista / Server 2008でService Pack / パッチのアンインストール情報を削除する

    管理者としてコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを入力してEnterを押す。
     
    compcln

    このコマンドを実行すると、アンインストール用に残されていた以前のファイルが削除されるため、今までにインストールしたService Packやパッチなどをアンインストールできなくなるが、代わりに空きディスク領域は増加する。
    パッチ、Service Packのアンインストールの必要性の無く、システムディスクの容量が足りなくなりそうな環境があれば試してみてはどうか。

    参考までに、Windows Server 2008 RTM + Service Pack 2の環境で試したところ、800MB程空き領域が増加した。

    2009年9月10日木曜日

    VMware Tools インストール後の再設定 @ Linux環境

    VMware環境上で動かしているRed Hat系Linuxで、yumコマンド等を用いてカーネルを更新した際に、VMware Toolsが動かなくなってしまうことがある。
    これはroot権限で以下のコマンドを実行することで解決可能(なはずである)。

      /usr/bin/vmware-config-tools.pl

    要は新しいカーネル上でVMware Toolsが動くように再設定するだけの話である。

    2009年8月28日金曜日

    Ubuntu Serverでローカルルータを作る (2)

    今回はルータ機のルーティングテーブルへのルーティング情報の追加を扱ってみます.
    ルーティングテーブルへの情報の追加は、routeコマンドで行いますが、このコマンドで追加したルーティング情報はマシンを再起動すると消えてしまうため、起動時に自動的に追加されるようにします.
    1. ルータ機にログインし、cdコマンドで/etc/networkに移動します.
    2. 適当なテキストエディタでinterfacesを開く.
    3. このファイルの末尾に、以下のような文を付け足す.
      post-up route add -net 192.168.2.0 gw 192.168.0.254 metric 1 netmask 255.255.255.0 eth0
      
    これでネットワークアドレス192.168.2.0のネットワークに対するルートが起動時に自動的に設定されるようになります.
    なお、各アドレスは使用しようとする環境に合わせて、適宜読み替えてください.
    routeコマンドの解説は、ここで私がするよりも全然出来の良い記事がありますので、そちらを参照ください.

    2009年8月19日水曜日

    Ubuntu Serverでローカルルータを作る (1)

    Ubuntu Serverをローカルルータとして構築した時の記録.
    NATやPPPoEを扱えるインターネットルータではなく、あくまで異なるセグメント (192.168.0.0/24と192.168.1.0/24いったような)のネットワークを相互接続するルータについてである点ご注意を.
    今回は最低限ルータとして機能するまでを扱います.
    1. 接続するセグメント数分だけNICを差したマシンを用意する.
      今回の例では2ネットワークを接続している.
      ちなみにメモリは、最小構成であれば128MB程で十分に動作する.
    2. Ubuntu Serverをインストールする.
      Ubuntu Serverのインストールでは、最後の方にインストールする機能 (Apache、Sambaなど)の選択画面が出てくるが、ここでは何も選択せずにインストールして構わない.
      但し、ターミナルソフトなどでリモート管理したい場合はここでOpenSSHを入れておいても良いだろう.
    3. インストール完了後、念のため、
      sudo apt-get update
      sudo apt-get upgrade
      
      とコマンドを打ち、OSのアップデートをしておくと良いと思われる.
    4. Ubuntu Serverのインストール時には、複数枚あるNICの内の一枚しか有効にならない上、既にDHCPサーバが存在する環境でインストールした場合、動的にIPアドレスを取得する設定になっているので、ルータとして使用するために固定IPアドレスに変更したり、有効になっていないNICのIPアドレス設定を行う.

      まず、
      ifconfig -a
      

      と入力し、各NICに付けられているデバイス名を確認します.
      通常は、eth0、eth1、eth2・・・といった感じで枚数分だけ連番で付けられているはずです.
      今回はeth0、eth1と付けられていることを前提に話を進めます.

      次に、
      cd /etc/network
      
      と入力し、/etc/networkディレクトリに移動する.

      次に、ディレクトリ内のinterfacesファイルを適当なテキストエディタで開く.
      すると、以下のような内容のファイルが表示されるはずである.
      IPアドレス等の設定は基本的にこのファイルを書き換えることで行うことになる.
      このファイルの、
      auto eth0
      iface eth0 inet dhcp
      

      の部分を、以下のように書き換え、固定IPアドレスの設定に変更する.
      当然ながら設定値は自分の環境に応じて適宜変更してください.
      なお、eth0の部分は有効になっているNICによってはeth1と表示される可能性もありますが、ここではeth0が有効になっているものとして扱います.
      auto eth0
      iface eth0 inet static
      address 192.168.0.253
      netmask 255.255.255.0
      gateway 192.168.0.254
      dns-nameservers 192.168.0.254
      

      2行目の iface eth0 inet dhcp のdhcpの部分をstaticに書き換えることで、固定IPアドレスでの設定になる.
      また書き足した部分の内、addressはIPアドレス、netmaskはサブネットマスク、gatewayはデフォルトゲートウェイ、dns-nameserversは参照するDNSサーバである.
      DNSサーバが複数ある場合、以下のように書くことも出来る.
      dns-nameservers 192.168.0.1 192.168.0.2
      

      同じように、次はもう一枚のNIC (eth1)の設定を行います.
      interfacesに、以下の内容を追記します.
      auto eth1
      iface eth1 inet static
      address 192.168.1.254
      netmask 255.255.255.0
      

      基本的に一枚目のNICとやっていることは同じですが、デフォルトゲートウェイの設定とDNSサーバの設定は不要です.
      ここまで終了したら、interfacesは上書き保存して閉じます.
      次に、以下のコマンドを入力して/etcディレクトリに移動します.
      cd ../
      
      /etcディレクトリ内のsysctl.confをテキストエディタで開き、以下の行を探します.
      大体40行目前後にあると思われますので、割とすぐ見つかるはずです.
      #net.ipv4.ip_forward=1
      
      この行の頭に付いている#を消し、上書き保存して閉じます.
    5. 有効になっていないNIC (eth1)を起動し、今までの設定を反映させます.
      まず、以下のコマンドを入力し、eth1を起動します.
      ifconfig eth1 up
      

      次に、設定を反映させるため、以下のコマンドを入力します.
      /etc/init.d/networking restart
      

      これで最低限の機能を持ったローカルルータとして動作するようになります.
    とりあえずはこれで完成でありますが、次回以降DHCPリレーエージェントなどを使用できるようにして、より高機能なローカルルータを作り上げていくことにします.

    2009年7月3日金曜日

    Ubuntu Serverをrootログイン可能にする

    まずはセットアップ時に作成したアカウント(sudoを使用可能なアカウント)で、Ubuntuにログインする。
    その後、以下のコマンドを実行する。

    sudo passwd
    

    その後、現在ログインしているアカウントのパスワード、およびrootに設定したいパスワードの入力を2回求められますので、計3回面倒ですが入力します。
    後はログアウトすれば、ユーザ名rootでログイン可能になっているはずです。

    確かubuntuの方針自体は、rootログインをさせないことによってセキュリティを高める方針であったと思いますので、一応ここに書いてあることは自己責任で行ってください。

    2009/07/07 追記
    Ubuntu Desktop Editionの場合、この手順を行ってもGUI画面からログインすることはできない。
    (但し、GNOME端末でsuコマンドを使用してroot権限になることは出来るような記憶がある)

    2009年4月27日月曜日

    Ubuntu Server 8.04にVMware Toolsをインストールする

    Ubuntu Server 8.04を各VMware製品に入れた際の手順。

    VMware上で走らせるOSには、基本的に仮想環境ドライバのVMware Toolsを入れる必要がある。
    しかしながら、インストール直後のUbuntu Serverではインストールに必要なソフトウェアが不足しているので、そのままではインストールできないが、数行のコマンドを打つだけでインストールを実行できるようにできる。
    なお今回の作業はVMware ESXiで行っているが、基本的にどの製品でも変わらない。
    1. Ubuntu ServerをVMware上にインストールする ここは普通のPCに直接インストールする手順とまったく変わらないので割愛する。
    2. アップデートを実施する インストール完了後、以下のように入力し、システムアップデートを実施する。
      sudo apt-get update
      sudo apt-get upgrade
      

      コマンドの実行中に同意を求められることがあるので、その場合は適宜yなどを入力して継続する。
      またインターネット環境が必要であるので、適宜接続環境を用意すること。
    3. VMware Toolsのインストールに必要なソフトウェアを導入する まず、以下のコマンドを入力し、Ubuntu Serverのカーネルバージョンを確認する。
      uname -a
      
      成功すれば、以下のような表示がされるはずである。


      画像内の赤丸で囲った文字、「2.6.24-23-server」がカーネルバージョンであり、VMware Toolsインストールに必要なヘッダファイルをインストールするのに必要な情報となる。
      その他、gcc、makeも必要となるので、以下のように入力し、インストールする。
      sudo apt-get install gcc make linux-headers-*************
      

      *************で表現した部分は、先ほどの画像で赤丸で囲って示した部分に表示された文字列を入力する (この例だと sudo apt-get install gcc make linux-headers-2.6.24-23-serverとなる)
    4. VMware Toolsインストールの開始 使用しているVMware製品によって違いがあるが、メニューのどこかに「VMware Toolsのインストール」という項目が存在しているので、それをクリックする。
      インストールデータは仮想マシンのCDドライブに接続されるので、以下のコマンドを実行して適当なフォルダ(この例だと/mnt/cdrom)にマウントし、読み出せる状態にする。

    5. sudo mkdir /mnt/cdrom
      sudo mount /dev/cdrom /mnt/cdrom
      


    6. 次に、以下のコマンドを実行し、tarアーカイブになっているインストールデータを展開する。
      (今回はrpm形式のファイルは使用しない)
      tar zxvf /mnt/cdrom/VMwareTools-**************.tar.gz
      

      製品バージョンによってファイル名が異なるので、ls /mnt/cdromのようにして調べるか、あるいはtabキーを押してファイル名をある程度自動入力するなどして対処する必要がある。
      ここまで済んだら、以下のコマンドを実行し、VMware Toolsのインストールフォルダに移動する。
      cd vmware-tools-distrib
      

      次に、以下のコマンドを実行し、インストールを開始する。
      sudo ./vmware-install.pl
      

      後はインストール先などに関する質問に対し、適宜Enterキーを押していけば何の滞りもなくインストールを完了できるはずである。